ニットワークプロジェクト、アジアに展開中
まだまだおうちに眠っている毛糸はございませんか?
色・素材(アクリルや毛など)・太さは問いません。
ご協力いただける皆さんは、以下の住所へお送りいただけますと、ありがたいです(送料は各自ご負担願います)。
皆さんのご支援を心よりお待ちしています。
〒143-0002 東京都大田区城南島2‐9-6-3F 第3世界ショップ 樋口宛(TEL 03-6303-6773)
東日本大震災から8年。
その後ソーシャルニットワークプロジェクトは、ネパール大地震、ミャンマーの難民キャンプに広がりました。
さらに、2017年秋に起きたフィリピン・ミンダナオ島のマラウィの戦いで家をなくした女性たちにも毛糸を届け、活動が広がっています!これまでご支援いただいた毛糸もすべて寄付いたしましたが、現地ではまだまだ毛糸のニーズがあります。 マラウィではこのような小物を作って地元で売り、収入源として頑張っています。まだまだおうちに眠っている毛糸はございませんか?色・素材(アクリルや毛など)は問いません。
この呼びかけをFacebookでしたところ、8年前、福島第一原発のある大熊町から会津若松に避難し、ソーシャルニットワークプロジェクトでいろんな商品を編んでいた女性から「この記事をみました。私も8年前に毛糸を皆さんからいただいて、本当に感謝しています。私もご恩返しに何かできることがないかと思って、東京の事務所に毛糸を送らせていただきました」との連絡が入りました。4年前に家
族で三春町に引っ越し、今もなお指導していたニットデザイナー・三園麻絵さんからお仕事をいただいているそうです。彼女の編んだものは本当にきれいで、このプロジェクトの立ち上げから関わり、初めて会津若松の東山温泉にお邪魔した時から私も忘れられない女性です。
去年は大雨の被害があちこちであり、物資を届けるよりもお金を出したほうがいいというような論調もネットで出ていました。しかし、私は敢えて毛糸を募集したいです。確かに私たちのこの毛糸も本当に集めれば、それを保管するのも大変ですし、虫食いのがきたり、悩ましい時があります。しかし、このようなものを集めると、皆さんの気持ちが乗せられてきます。「大正時代の新聞記事が軸に巻かれていて古い毛糸だけど大事に取っておかれたものだから私たちも大事に使わなければいけないと思った」と、以前宮古のニットワークのメンバーでエピソードを話してくれた人もいました。時には毛糸とともに熱いお手紙、オレンジジュースの差し入れなどもあったり…。単にお金を送金するだけでは見えてこない人々の思いがそこにあります。今回の毛糸を拠出して下さった女性のことも、マラウィで頑張っている女性たちに伝えたいと思います。大変な時だからこそお互いに助け合う、これは国境を越えてもできることなのです。