雑穀の食文化

雑穀から世界の食文化を学びます

世界の考古学者の発掘調査では、5千年前、7千年前の遺跡からアワやキビの種が発掘されています。

そんな昔からある食材である雑穀は、米や小麦、トウモロコシに代わるものとして、あまり日の目を浴びていませんでしが、昨今の世界中の健康ブームで、雑穀の栄養価に注目が集まり、日常的に雑穀を食べることが増えてきました。

私たちのチームがあるインドの様々な地域では、それぞれの気候や風土に合った雑穀が伝統的に栽培されていますが、全体的にその生産量は減少傾向にあるようです。カルナ―タカ州ではラギ(シコクビエ)が主流だそうで、日常的に料理にも使用されてきたようです。ただ、マンガロールのある南カルナ―タカ湿気が強く栽培には適しておらず、主な栽培地域は乾燥している北部に集中しているようです。南部で栽培が盛んなのは米だとのことです。ラギを使った伝統料理で、ragi malt という飲み物があります。ラギの水分多めなミルク粥といった感じのものです。これについてはシド先生の生徒が教えてくれたのですが、消化に良いらしく、朝食の前などに日常的によく飲むそうです。

雑穀を小麦粉の代用、または一部を雑穀にするという方法で雑穀を取り入れたロティやドーサなどもありますが、元から雑穀を主役として用いているものも多くあったので、伝統的に雑穀を食べる文化が根付いていることがわかりました。

by、川島さんの調査報告メール